レトロな列車の異様な空気
今回のミステリーツアーで会津へ行くのにあたって、果たしてどう行くべきか。
ホテルで結構悩みました。いつもと同じ道を通ってもおもしろくないし・・・
そこでふと頭に浮かんだのが、景色が綺麗と有名な只見線を通るルートでした。
135kmもあるローカル線の只見線は、1日に5~6本の列車があるだけの何とも寂しい路線です。
ルートを決めたとはいえ、そう簡単に通れるわけではないのでした。
都合のいい時間に列車は運転されていません。
しかし、この日は通過するにはちょうどいい臨時列車が運転されていることに気がつきました。
その臨時列車がトップの写真。 なかなかレトロな列車でしょ?
実はこれ こんな列車でした。
これでたっぷり景色が楽しめると思ったのですが、車内は異様な空気が漂っていました。
個人的にはSLはどうでも良かったのですが、これを目当てに来ている人がほとんどのようで、みなさんテンション上がってました(笑)
客層は8割くらいは男性。年齢は比較的30代が多いかな。 若い女性もちらほらと乗ってましたけど、残りは家族連れです。
普通の列車とは全く異なる雰囲気に圧倒されてしまいました。
特に目立っていたのが、マニアな方々。
みんなすごいカメラ持ってますねぇ。 中には、窓にマイクをセットして音を録音している人までいました。
録音している人たちは、ほとんどしゃべりません。カメラ持っている人はほとんど席にいません。
なんかこの人たちって・・・見ていると疲れます(笑)
でも、よ~く見るとみんな自分にそっくりな顔に見えて、ちょっと落ち込みました。
なぜか、みんな同じような風貌なのが笑えましたけど。
結局、3時間もこの人たちと一緒に座っていたのですが、一言も会話はありませんでした。
トンネルがあると、窓を閉めないといけないので、汗だくになりながらの旅は結構苦痛だったかな。
肝心な景色は、雨と霧で十分には堪能できませんでした。 水も濁ってました。
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