Saipan Diving紀行 3 無事に上陸したのに・・・
Saipan行きJO949便は、最終着陸体勢に入った。
うっすらとSaipan島の灯りが見え始めた頃、機体は雲の中へ。
すると突然揺れだした。 ひぇ~ 眠気も覚める揺れだわいっ。
なんか、もう着くから起きろって合図のように思えた。
もしかしたら、この便のパイロット わざと雲の中へ突っ込んだんじゃないのか?なんて想像しているうちに、機体は更に降下し、無事着陸した。
スポットには東京から名古屋経由で到着したNW機、ソウルから到着したアシアナ機が止まっていた。
ドアが開くと、我々一行は急いでImmigrationへ。
するとそこには、あの「サイパンダ」がいた!
いつもは、入国審査からBaggage Claimに進むところにいるのに、今日は国外進出だな(笑)
カメラを向けると、しっかりポーズを決めてくれた。 Thank you Saipan-da!
入国審査場には心配されたアシアナ機で到着したコリアンの姿もなく、ガラガラ。
数分で入国完了し、手荷物受け取りのためコンベア前に陣取った。
回転が始まると、荷物は1番に出てきた。 やっぱり今日はいい感じだ。
手早く荷物を回収して、2:25には到着ロビーを通り抜けた。
出口には、ツアー客のお出迎え係員、ホテルのお迎え係などが札を高く掲げながら山を作っている。さ~てと オーシャンビューの人はどこかな?
ちなみに、今回のメンバーでオーシャンブ~宿泊は2人だけで、あとは全員サマーホリディだ。
おっ キャピタルホテル発見! JTBもいるなっ。
順番に探していくが、いつものオーシャンビューのおっちゃんの姿が見えない。
あれ? いないぞ~ サマーホリディもいない。
せっかく早く出てもこれじゃ意味がないなぁ。まぁ待つか。
キャピタルホテルの人に聞いてみた。
「オーシャンビューなんだけど・・・」 どれどれ「来てないね~」まったく、どうなってんだか。
そうこうしているうちに、他の乗客たちはどんどん消えていく・・・
大半の客がバスに消えたころ、サマーホリディのお迎えが来た。
Mタンチームとは一旦お別れだ。
そして残された2人・・・ とうとう、最後の客が出てきてもオーシャンビューのお迎えは現れなかった。もう3時前。 朝8時にダイビングへ出発しないといけないから早く寝たいのにこれかよっ!
TAXIのおばちゃん運転手が声をかけてきた。
「TAXI乗らない?」
「迎えがまだ来ないからもうちょっと待ってみる」
もう誰もお客はいなくなってひっそりし始めて、もう我慢の限界だ!
TAXIで向かうことを決断した。 さっきのおばちゃんに荷物を積んでもらいホテルへ向かう。
TAXIの中で怒りがこみ上げてきた。
送迎代取るくせになんだこの仕打ちはっ! やる気あんのかっ!!
こんな深夜に空港に置き去りにするとは・・・
タクシー代 全額払ってもらうからなっ 覚悟しとけよ。
しっかり作戦会議しながら3:15ホテルに到着した。
今夜のフロントは良く見る中国人風の兄ちゃんだ。
タクシーから荷物を降ろしてもらっているときに、チラッと見ると 一瞬気まずそうな顔をしたのを僕らは見逃さなかった。
まずはうみとどがフロントに先制攻撃。
「ちょっと! 迎えに来なかったけどどーなってんの?」
その間におばちゃん運転手に運賃を払おうとしたが、「フロントに行け」と言う。
どうやら事情を察知したおばちゃん フロントから運賃をもらってくれるらしい。
3人でフロントに詰め寄る。
おばちゃん「迎えに来なかったから積んできたんだ。お金払いな」
フロント「それはできない」
何やらやりとりしてるが、ダメの一点張りだ。 とりあえずおばちゃんに代金25ドルを支払った。
後で証明のためレシートを要求すると。よっしゃとばかりに書いてくれた。
ここからは2人で詰め寄る。
「迎えに来なかったんだから、タクシー代払ってもらうぞ」
しかし、フロントの兄ちゃん 謝るどころか「払えない。 既に迎えの車は空港に行っている」
まるで、待ってない僕らが悪いといった対応だ。
更に、「ドロップオフする客を乗せて空港に行き、下ろしてからお客を迎えるからそう時間どおりにはならない」とまで抜かしやがった。
ちなみに、こんな時間に出発する便はない。 ミエミエの嘘だ。
こいつ、何も知らんと思って適当なこと言ってる。 英語わからん日本人はあきらめるさと思っているのだろうが、そうはいかない。
5分もしないうちに、来なかった迎えの運転手がフロントに登場!
しかも、Mr. Umibutaとデカデカと書かれたボードを持っている。
フロント「ほら、ちゃんとボード用意して行ってるでしょ?」
ちょっと待て。 この運ちゃん、僕らがここに着いた5分後にいるっておかしくないか?
タクシーに乗っているときに入れ違いで空港に向かっていたと言うなら納得できるが、それなら最低30分は遅く戻ってくるはずだ。
ということは、最初から迎えに行ってないってことだな。 読めたぞ!居眠りこいてたんだろーがっ!!
運転手に質問した。「あんた何時に空港に着いた?」こともあろうに「2時だ」と答える。 なんだとぉ~ ふざけんじゃねぇ~ 嘘つくな このボケっ!
それなら最初から到着出口にいないとおかしいだろーが。 出発ゲートにでも立ってたのか?
嘘つくならもっと上手につけばいいものを・・・
うみとども怒りの頂点に達している。
「どっちにしても遅すぎっ!」「タクシー代は払ってもらうからねっ!!」
それでもフロントは「払えない。 車は迎えに出たんだから」と言う。
迎えに行って客を乗せなくても送迎代取るんですか このホテルはっ。
さすがオーシャンブ~ 何かが起こるハプニングホテルNo.1の称号をあげたい気分になってきた。時間はもう3:30。 早く寝ないと起きられないと思い、一旦おとなしく引き上げることに。
「送迎代は半額しか払わないからな」と言い残して部屋へ向かった。
しかし、「それも無理だ」とフロント。 あっそうですか。
部屋に入って怒りはさらに爆発!
ホテル側はうまくかわしたと思っているのだろうが、泣き寝入りするような僕らではない。
絶対に許さない。 他の観光客のようには屈しないぞ!
日本人をバカにしてると痛い目に遭うことを思い知らせてやるからなっ。
戦いはこれからなのだ。
最後にうみとどの決め台詞が出た!「マネージャーに言いつけちゃるっ!」
カッコいいのだが、実際には英語が上手なBJのKさんに頼んでクレームつけてもらうので、言いつけるのはKさんなのだが・・・(笑)
とにかく、今は早く寝ないといけないので、怒りに震えながら、さっさと器材を出して寝ることにした。
こんなとき限って、部屋はエアコンバッチリ、ライトバッチリ、トイレバッチリだ。
すでに睡眠時間は3時間に減っていた。
朝からDiving やっぱりキツいよなぁ・・・
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