Saipan Diving紀行18 最後のJALWAYS

Jimmyうみぶた

2005年10月04日 23:21


暗く、車も少ない道路を快調に飛ばしてオーシャンブ~の車は、空港に到着した。

例の来なかったドライバーだったら絶対チップなんかやらないと誓っていたが、違うドライバーだったので、気持ちよくチップを渡すと、ニコニコしながら「さよなら」と言ってくれた。

さぁ チェックインだ!
このところ荷物検査が厳しくなっているため、いつも先回りしているツアー客が長蛇の列を作っているのだが、今日は案外少ない。

速そうな列を探して並んだ。 しかし、いつも並んだところに時間のかかるお客さんが居たりして、予想は覆されるのだ。
今回もまさにそのパターン。 隣のほうが速いじゃん!
待っているとイライラすので、人間ウオッチでもするか。

若いお姉ちゃんと一緒のおっさん どう見ても普通のカップルじゃないな・・・
そういえば、以前同じようなお姉ちゃんにルイヴィトンでしこたま買い漁らせて、文句も言わず金だけ払っているおっさん(というよりおじいちゃん)がいたなぁ。

お金に物言わせて、若いお姉ちゃんと遊びに来ている人、結構見かけるなぁ。
おっ あっちには葉っぱで編んだ帽子をかぶったお姉ちゃん3人組もいるぞ。
あの帽子 持って帰れるのかな? FIJIで同じようなのがあったが、虫が一緒に輸出されるとかでダメと聞いたのだが・・・

気がつけば荷物検査の順番がやってきた。 検査は簡単にパス。
チェックインを済ませて搭乗券をもらう。帰りも行きと同じ3列目だ。

とっとと出国審査向かおうとしたところで、サマーホリディホテル組みが到着した。
意外に遅いなぁと思ったら、Tタン、Yちゃん、Oタン3人組が寝坊したらしい。
そりゃこの時間じゃ起きれないのも無理もない。

お先に出国手続きを済まして、DFSへ。 もう特に買うものはないのだが、暇なのでブラブラする。
しかし眠いなぁ と思っているとMタンがやってきた。
どうやら全員近くの席がもらえたらしい。 みなさん行いがいいようで・・・

続いてSちゃんがブツブツ言いながらやってきた。
手荷物検査でライターを没収されたらしい。 
あっ そういえば自分の出すの忘れてた! でもパスしちゃったぞ。

カウンターでもらったワンドリンククーポンを使ってコーラをもらい、喫煙室(といっても外)で休んでいると、さっきの葉っぱ帽子のお姉ちゃん3人組がやってきた。
マッチで必死に火をつけようとするのだが、風が吹いててすぐに消える。あ~あ
見かねてパスしたライターを差し出した。
「どーぞ」 
すると、お姉ちゃんのひとりが言った。
「サンキュー」
おいおい、日本人なんだけど・・・ も、もしかしてチャモロと間違えたの??
アラブ人に続く軽いショックを受けてしまった。
後で気がついたのか、返すときには「ありがとうございました」だった。
とうとうチャモロか・・・ ちぇっ。 

その後暇を持て余していたが、5:30から優先搭乗ガ始まり、機内へ。
これがSaipan線運休前の最後のJALWAYSになる。

機内は行きと大して替らないが、個人TVが装着されていないタイプだった。どうせ寝るので十分なのだが、ちょっと損した気分(贅沢な・・・)


乗客がどんどん乗り込んできてあっという間に全員着席完了!
ドアクローズして機体がバックし始めた。まだ5:45. 15分早い出発になった。

滑走路にたどりつくと轟音と共に速度を上げてSaipanの地を離れていった。
ラウラウ、ガラパンを見下ろしながらSaipanに別れを告げた。

水平飛行に移ると早速、機内食の配布らしい。
さて、どんな感じかな?


なんじゃこりゃ~ これまでの国際線の中で間違いなく最低のレベルを更新した機内食だ。
袋に入ったおにぎりとパックのお茶だけ。 いくらなんでもやりすぎでは・・・
せめてもうちょっと大きいおにぎり出してよ。
味噌汁が配られて、これはおいしかったけど、ビジネスクラス用のデカいテーブルにこの内容では、寂しさが倍増だ。

早々に食べ終えて片付けてもらうと、まわりはみんな爆睡中。
静かな機内ですることもなく、いつのまにか爆睡・・・

途中、トイレに行こうと立ち上がると、先客がいたので、ちょっと待つ。
出てきたのは、大柄な外人だった。そういえば前の席にたなぁ と思いつつ個室へ入るとそこにはありえない光景が広がっていた。

便座におしっこが乗ってる・・・・
あの外人、便座上げずにしたのだろうか? どっちでもいいけど的を外すんなら便座上げてしろよな。
しかし、このまま放置しておくのも後の人(特に女性)に迷惑がかかるし、自分が汚したみたいに思われるのも困る。

考えた結果、渋々外人おっさんのおしっこを拭いたのだった。

あと30分で関西空港に到着する頃、窓から外を見ると、もうそこにはSaipanのような眩しい明るさはなく、秋の光に包まれていた。帰ってきちゃったなぁ。

8:15 定刻よりも早く関西空港に着陸して、旅は終わった。
自分にとってJALWAYSで行くSaipanはこれがラストフライト。
JAL時代から長く利用してきたSaipan線、JALWAYSに移管してからもずっと利用してきたが、年々サービスが悪くなったのが印象に残るが、これまで数々の思い出を乗せて飛んでくれたことに感謝しよう。
(ちょうど昨日3日のSaipan行きをもって運休となった。今日からはもうSaipanへJALWAYSは飛ばない・・・)

そして、今回思い出に残る記念ダイブをセッティングしてくれたみんな ありがとう。
おかげで楽しいSaipanの旅になった。 

また行くぞ!次はNorthwestで。
そう誓い合って、それぞれがまた日常の生活へ戻っていった。

Saipan Diving紀行 完

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