FIJI珍道中 15 マナ島のお楽しみ

Jimmyうみぶた

2005年07月08日 23:48


マナ島に来て2日しか過ごしていないが、なんとなくこの島が見えてきた。
島はそれほど大きくはないのだが、一度も足を踏み入れていないところがある。
それは島の東側。
なんとなく過ごしていると、ここはリゾート施設だけの島に見えるのだが、ちゃんと住民も住んでいるのだ。島の東側はそんな住民の地区。 もちろん、僕らは行くことができない。

舗装された道路もないし、車がバンバン走っていることもない。
とにかく静かで、風と波の音しか聞こえない空間はホントに癒される。
何もしない 気が向いたら何をしようか考えて遊ぶ。それがこの島での本当の過ごし方なんだろう。
1週間いたら、ゆっくりできるんだろうなぁ。と思いつつ、僕らには時間がない!

とにかく、時間を無駄にしないで、やりたいことをする。 これしかできないのだ。
そんな、マナ島でのお楽しみ 見つけました。

それはHAPPY HOURだ! 結局酒かいっ(笑)
そう、夕方 お酒が半額になるあの制度。
日が少し傾いて、暑さが少しだけ和らいだら、プールサイドバーへ繰り出す。
すると、昼間はほとんど見かけない欧米人がわんさか集まっている。
バーは大盛況! 早速萱葺き屋根風のカウンターに陣取る。

まずはお決まりのビール「FIJI Bitter」から。
夕方の心地よい風に吹かれて飲むと、すっかり気分が良くなってくる。
そして2杯目は、南国リゾートの定番 トロピカルカクテルだ。
みんなで同じカクテルを注文したので、カウンター越しに、どうやって作るのか見ていた。
オレンジジュースやグレープフルーツジュース?やらを出して、適当に目分量で加えていくが、これがまさに適当。
パイナップルをグラスに刺していかにもという感じに仕上がるのだが、ずらり並んだグラスを見ると明らかに色が違う。黄色が強いもの、赤色が強いもの とても同じカクテルには見えない。
見た目が違えば、味も当然違うわけで、いろいろなバージョンを楽しむことができた。
さすがにFIJIにいると、このいい加減さにも不思議と腹が立たなくなる。
気持ちよ~くなってきたところで、カウンターの兄ちゃんが話しかけてきた。
この島で見る人は大抵元々FIJIにいた系統のフィジアンなのだが、なぜかこのバーだけはインド系だ。

どこから来たの?に始まり、いつ来たの? いつ帰るの? 日本のドコに住んでるの?
次々と聞いてくる。
でもインド系フィジアンの英語 案外聞き取りやすい。
いつもよく聞き取れなくて、会話にならないのだが、今回はちゃんとわかる。
しかも、今回は強気になっているので、いろいろしゃべってみた。

この兄ちゃんの名前はエピさんだ。
何でも日本に行ったことがあるらしく、日本にまた行きたいそうだ。
日本に住んでいると、他の国へ行きたいと思うのだが、日本に住んでいない人から見て日本はそんなに魅力的なのかな?

日本からのツアー客のパターンを知っているらしく、マナを離れたらナンディで1泊するんだろ?とか、成田への飛行機は朝出るんだろ?とかいろいろ言って来た。
ナンディには何時の船か飛行機か?と聞いてくるので、10時の船組と飛行機組に分かれるよと答えると、
ナンディで友達がおみやげ屋やっていると言う。
僕の名前を言えば安くしてもらえるからと、おもむろに土産物屋の名詞を取り出した。

どうせ、おみやげ買いにナンディタウンまで出るつもりだからちょうどいいなと思っていると、
ナンディでどこのホテルに泊まるの? 友達に電話して無料で迎えに行かせるから と言うではないか。

タクシー代浮くぞ~ これはちょうどいいやってことで、15時に約束した。というよりさせられた。
でも、ホントに来るのか? どうもフィジアンは怪しい。
しかもエピさん 調子がいいのだ。

おまけに、「うみぶたさん、英語上手ね」だって。 ホンマかいなっ。
こんな英語 アメリカでは通じないぞ~ インドだったら通じるのか?
どっちにしてもまだまだ勉強が足りない・・・ それでもなんとかなってるから不思議なのだが。
 
とりあえずナンディタウンへ出る方法も決まったから、あてにしないで時間どおり待っててみるか。

酒も回って夕日も沈んで、話もできたし気分よく部屋へ戻るとするか。

しかし、このエピさんとの遭遇と約束が原因で、大事件へと発展することになろうとは、この時は全く予想してなかったのだ。

マナともお別れのときが近くなる・・・

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