FIJI珍道中 20 さよならFIJI
特別企画のFIJI旅行記もいよいよ大詰め。
なんとか無事にホテルに帰り着いた一行は、結局昼ごはんを食べずじまい。
事件のせいですっかり忘れていたのだが、解放されて安心すると急にお腹が空いてきた。
早速レストランの予約を取らねば。でもどんなレストランがあるの全くわからない。
パンフを見ながら、ステーキを食べることにした。
予約係に指名された僕が電話するが、英語が通じなかったのか、すぐに日本語をしゃべるスタッフに代えられた。 予約はOK!
予約したレストランで夕日を見ながらの食事は最高だった。
でも、オープンなので蚊が寄ってくるわ、暑いわで汗だくだった。
ホントはクーラーガンガン希望だったのだが・・・
でも、夕日を眺めながら、楽しくもあり、恐ろしくもあった今回の旅の思い出に浸ることができた。
すべてがいい経験だったよ。
本隊組は、明日午前の直行便で帰るので朝までゆっくりできるが、分隊はニュージーランド経由で早朝3:55の飛行機に乗らなければならないため、早々と就寝。
0:30には起床した。 というか実際ほとんど寝ていない。
1:20にチェックアウトすると、1:30にタクシーがやってきた。
またしてもインド系 もう騙されないぞ! 空港までの運賃を確認して乗り込む。
もうインド系とは話す気もなく、無言のまま空港に着いた。
ニュージーランド航空のカウンターは開いていたが、乗客らしき人はほとんどいない。
荷物が成田までスルーで行くようお願いして、搭乗券をもらった。
出国手続きする人もなく、係員は暇そうだ。 しかも眠そう。
手続きが完了すると、免税店が並んでいた。 小さそうな空港の割にはいくつも店があって、こんな時間でもしっかり開いている。
大した物は売ってないのだが、残ったFIJIドルを使い切りたいので、店を覗く。
すると、すぐにインド系店員が寄ってくる。
良く言えば商売熱心なのだが、拉致事件の後だけにはっきり言って邪魔!
こいつらとは関わりたくないので、寄ってきたらすぐに退散する。 これを繰り返しながら、すべての店をチェックしていく。
疲れたので、椅子に座ろうと思い、近くの椅子へ。
なんか食べこぼしの汚いしみがついていて座る気にならない。
ならば、他へと移動するが、なんだよ みんな同じように汚れているじゃん!
フィジアンのマナーを垣間見たような光景だった。 結局まともに座れそうなところなし。
こんな汚い空港は初めてだ。
座ることができず、ウロウロしているうちに搭乗時刻が来た。
すると、今まで開いていた店が一気に店じまい始めた。
飛行機があるときだけ開けて出発近くになるとさっさと閉めるのか。インド系らしいな。
結局、残ったFIJIドルで購入したものは、”ウミガメの形をした木彫りのトレー”
今、うちの鍵置きになって活躍している。
機内に入ると、そこはもうFIJIではなかった。
他の乗客も乗務員もみんなニュージーランド人らしい。 もうインド系も純粋系もいない。
清潔感のある緑のシートに座ると、すぐに眠気が襲ってきた。
このシート、エコノミーだがやや広い。 しかもフットレストまである。
すっかり気に入ってしまった。
おまけにこの便結構空いているので、楽チンだ。 シドニー→ナンディとは客層も違って落ち着いてるのも好印象。
飛行機はついにFIJIを離れ、オークランドを目指す。
無理な早起きのせいで離陸後すぐに意識がなくなった。
しばらくすると、機内食が配られた。
CAさんが「ミール? シリアル?」と聞きにきた。
シリアルは好きだがここはミールを食べなきゃ。「ミール」と答えるが通じない。
あれ? なんで通じないの。
すると、両方のトレーを持ってきて、「こっちがシリアル、こっちがミール さぁどっち?」
ミールを指差してようやく思い通りの食事をGetした。
眠くて食欲はないのだが、ボックスを開けると、あったかいベーグルサンドとフルーツが入っていた。
いいにおいにつられてしっかり食べきってしまった。
お腹いっぱいになると、更に睡魔に襲われ、あとは着陸態勢に入るまでずっと寝続ける。
機内のアナウンスでようやく目が覚めると、窓の外はすでに明るくなっていた。
初めて見るニュージーランド どんなところなのか。
といっても今回は空港しか見れない。
そういえば、入国カード トランジットだからいらないって言ったのに渡された。
やっぱりうみぶた英語は通じないのか・・・・
定刻の7:00、曇っているので寒そうな雰囲気のオークランド国際空港に着陸した。
あとは、1時間30分後に出発する成田行きに乗れば、日本へ無事に帰ることができる。
いよいよ最後のフライト 11時間ゆっくり過ごそう。
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